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西武グループがかつて運営していたセゾン美術館に併設する書店が刊行していた美術雑誌『アールヴィヴァン / Art Vivant』の第10号で、「特集=シンディ・シャーマン」。1970年代後半から80年代にかけて写真界は大きな変動期を迎え、パブリックな外面より個人的な内面に眼を向けたシリアスな写真から、現代美術の動向と交差しながら創造されたユーモアあふれる写真が多数出現するようになりました。この写真界のポストモダン化の代表格にあげられるのが、シンディ・シャーマンです。シャーマンは、映画、広告、ポルノ、ファッション等マス・メディアが作り上げた仮想世界を、自らモデルとなり、自らの身ぶりや視点、背景やコスチュームに演出をほどこし、仮想のスティール写真として制作しました。大判プリントで作成されたその写真は、新鮮な驚きと写真という多面的な意味をもつメディアの新たな可能性を示唆したものとして高い評価を受けたのです。80年代の写真界を席巻したシャーマンに関する論考が、豊富な図版を交えて紹介されています。