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ドイツの写真家ユルゲン・テラー(1964-)の特別号『KÖNIG / Juergen Teller – Special Issue』。ファッション写真やポートレートを大胆かつユーモラスに展開し、広告やアートの境界を軽やかに横断してきたテラーは、写真の枠を拡張する独自の存在として国際的に高く評価されています。本書は日本で開催された個展「Heimweh(郷愁)」にあわせて刊行された特別編集号で、通常のKÖNIG誌とは異なり、作家自身が構成を手がけています。独自のデザインによるページ展開は、展示空間の体験をそのまま誌面に移し替えるような力を持ち、作品と読者との距離を新たに結び直します。写真集というより一冊の作品として成立しており、展覧会のテーマである「郷愁」が紙面全体に響く構成となっています。シンプルながら大胆な造本は、テラーの視覚的発想と遊び心を凝縮した特別な記録です。