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イタリアの文化人類学者のフォスコ・マライーニ(1912–2004)による作品集『海女の島』(牧野文子訳)。マライーニは日本やチベット、アイヌ文化の研究でも知られ、鋭い観察眼と詩情を帯びた記録で国際的に評価された人物です。原著は1954年に発表された『L’isola delle pescatrici(海女の島)』で、能登半島沖の舳倉島に暮らす海女たちの生活を撮影と文章によって記録したものです。素潜りで海に挑み、日々の糧を得る女性たちの姿は、過酷さとともに誇りや連帯感を映し出し、共同体の営み全体が力強く浮かび上がります。日本語版は1964年に未来社より刊行された本書が最初で、その後も1989年の新装版や2013年の新版へと受け継がれました。32点の写真と丁寧な記述から成る本書は、民俗誌であると同時に人間の生命力を描いた文学的記録でもあり、日本文化を外からの眼差しで捉え直す重要な一冊となっています。(テキストがメインで、写真は冒頭の32図版のみです)
<Condition> ジャケット:少ヨゴレ・少イタミ、本体:天・地・小口少ヤケ・少ヨゴレ
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