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アメリカの写真家であるジョン・パトリック・ソールズベリーの作品集『Drew and Jimmy』。彼は家族のルーツに深く向き合う作家で、5年にわたる熟考の末、本書を通じて自身の郷里と血縁者との関係を写し出しています。カリフォルニア北部の小さな農村にルーツを持つ彼は、従兄弟であるドリューとジミーの日常と成長をポートレートで追い、人物そのものというよりも時間と距離、家族の記憶を像化するアプローチを取っています(版元より)。特に、人物像を直接語らせず、モノや風景、時間の経過を通じて語る構成が印象的で、無垢さと重さの往還を静かに提示します。本作は、血縁と場所の交錯、個人の記憶が普遍へと開く感覚を、控えめな構図と精緻なプリントで繊細に編んだ一冊です。