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日本の写真家・田中長徳(1947-)の作品集『Panoramic Photography — Europe 1975(Signed)』。田中はウィーン在住期を中心に都市と日常を軽やかに見つめてきた作家で、ストリートの機微を捉える確かな観察眼に定評があります。本書は1975年の欧州周遊で、東ベルリンで手に入れたソ連製パノラマカメラ〈Horizont〉を用いて撮影。パリやベルリン、ウィーン、ヴェネツィアほか各地の街路と人の流れを湾曲する視界に収め、移動と都市の時間を連続的に描き出します。広がりと密度が同居する画面構成が、旅の実感と当時の空気を鮮明に伝える一冊です。謹呈署名入り。