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日本の建築家・乾久美子(1969–)による作品集『そっと建築をおいてみると』(現代建築家コンセプト・シリーズ3)。青木淳建築事務所での経験を経て独立した乾は、建築を自己主張の場とせず、環境や人の営みに“そっと寄り添う”在り方を探求してきました。本書では「建築をそっと置く」という言葉を軸に、建築が都市や風景の一部としてどのように存在できるかを考察しています。巻末には代表作「ヨーガンレール+ババグーリショップ」「日比谷花壇本社ビル」「アオーレ長岡」などが掲載され、素材や光、スケール感に対する繊細な感性が明快に示されています。日常の中に静けさと緊張感を宿らせる乾の建築観を、文章と図版の両面から深く読み解くことができる一冊です。