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台湾の写真家・張照堂(1943-2024)『影像的追尋:台灣攝影家寫實風貌(イメージの探求──台湾写真家のリアリズムの風貌)』。1960年代から写真と映像の両分野で活動し、台湾社会の記憶や周縁に目を向けてきた張照堂は、ドキュメンタリーと実験性を往還しながら独自の視覚言語を築いてきました。本書は、その彼が台湾における寫實(リアリズム)写真の系譜をたどり、三十三名の写真家を通して戦後台湾の社会と視線のあり方を描き出そうとする一冊です。個々の実践を丹念に追いながら、土地と民衆の姿がどのように写真として定着してきたのかを検証し、台湾写真史を内側から再構成しようとします。回顧にとどまらず、写実とは何かという問いをあらためて現在に投げかける試みとして読むこともできるでしょう。