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アメリカの写真家ドミニク・ナバコフ(1938-)の作品集『Berlin Living Rooms』。ニューヨーク、パリに続く「Living Rooms」シリーズの最終章として制作された本作では、再統一後のベルリンに暮らす芸術家や知識人たちの室内風景が収められています。人物を直接写すのではなく、暮らしの痕跡が残る空間そのものを“肖像”として捉えるナバコフの視点は本作でも一貫しており、整えられたインテリアというよりも、日常の気配や時間の蓄積が静かに浮かび上がる写真群となっています。ニューヨークやパリのシリーズに比べ、より余白や静けさを感じさせる点も印象的で、ベルリンという都市が持つ歴史や文化的背景までも室内空間を通して伝わってくる一冊です。