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イギリスを代表する写真家マーティン・パー(1952–2025)の活動を、写真史家・キュレーターのヴァル・ウィリアムズが体系的に検証した大著『Martin Parr』。2002年にロンドンのBarbican Art Galleryで開催された大規模回顧展にあわせPhaidonから刊行され、1970年代から2000年までの軌跡を豊富な図版と資料で辿ります。ヨークシャーの伝統的な共同体を記録した初期のモノクロ作品《The Non-Conformists》をはじめ、悪天候のなかで日常を送るイギリスとアイルランドの人々を捉えた最初のモノグラフ『Bad Weather』、アイルランドを撮影した『A Fair Day』、鮮烈なカラーへと移行し大きな転機となった『The Last Resort』から『The Cost of Living』『Small World』『Common Sense』へと続く代表作を幅広く収録。さらにパーの蒐集した絵葉書や記念品などにも目を向け、写真家のみならずコレクターとしての側面も紹介しています。英国社会への独特の観察眼がいかに形成され、現代写真を代表するスタイルへ発展したのかを読み解く、パー研究の基礎資料ともいえる決定版的モノグラフです。