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イタリアの写真家、ステファノ・デ・ルイージの作品集『Pornoland: Im Hollywood der Lustfabriken』。フォトジャーナリストとして社会や人間をめぐる様々なテーマを取材し、World Press Photoを複数回受賞するなど国際的に評価されてきたデ・ルイージが、2000年から約3年間にわたり世界各地のポルノ映画産業を追ったドキュメンタリーです。ミラノ、ベルリン、ブダペスト、プラハ、東京、ロサンゼルスなどの撮影現場を訪ね、カメラを向けたのは完成された映像が作り出す幻想ではなく、その舞台裏。俳優や監督、スタッフ、セット、撮影の合間に訪れる待機や疲労などを冷静な視線で捉え、欲望のイメージが商品として生産されていく現場と、そこで働く人々の日常を浮かび上がらせています。テキストは英国を代表する小説家マーティン・エイミスが担当。写真と文章を通して巨大な商業システムの内側を検証した社会的ドキュメントで、デ・ルイージは約20年後の2021年にもアーカイブを再編集した『Pornoland Redux』を限定出版しています。