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日本の写真家・ハービー山口の作品集『Tokyo color_x』。1973年東京経済大学を卒業後に渡英。その間、音楽家ツトム・ヤマシタが主宰する実験芸術の劇団「レッド・ブッダ」に入り、1年間約100回の公演に準主役としてステージにも立っていたというハービー。70年代半ばからは、イギリスの写真家グループ「Quality of Life」に加わり、英仏で写真展を行いながらも、当地で盛り上がりを見せていたロック・パンクのミュージック・シーンを撮るようになります。無名時代のボーイ・ジョージと下宿生活を共にし、ボーイのプライベートを撮影できる唯一の日本人写真家でもありました。80年代にはメンズビギの菊池武夫にも認められて帰国し、ファッション・コマーシャルの世界で活躍していったハービー。その作品の多くは、モノクロがメインですが、過去にイギリスのパワフルなパンク・ムーブメントを撮影した以来のカラー作がこちら。髪の色も自由になり、明るさと美しさを見せる若者たち。コロナも空け始め、世の中が好転するかと思いきや、戦争が勃発。近年の不安定な世界情勢下で、そのカラーで若者たちの未来の虹を描いたというハービーらしい、美しくそして心あたたまる作品群です。