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ドイツの現代美術家であるロマン・シグネールの作品集『Karpaten / Carpathians』。2024年にComme des Garconとのコラボで話題になったアーティストで、時間、動き、偶然性などをテーマに、彫刻やインスタレーション、さらにはパフォーマンスなど多岐にわたる手法で表現しているシグネール。本書は、シグネールが2005年にウクライナとルーマニアのカルパチア山脈を旅した際に撮影した写真で構成された作品集。旅は、道端に立ち寄りながら進められ、撮影された写真は主に2つのテーマに分類されます。一つは、家庭で育てられた果物や野菜などの農産物が丁寧に陳列された様子。もう一つは、交通事故の犠牲者を追悼するために設けられた花や十字架、リースなどの記念碑です。これらの写真は、風景の中に配置されたカラフルな被写体を、一定の距離から撮影するという共通の構図を持ちながらも、生命の豊かさと喪失の悲しみという対照的なテーマを浮き彫りにしており、シグネールのユニークな視点が垣間見れる一冊です。