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日本の編集者・坂田哲彦(1976-)による記録集『昭和ストリップ紀行』。地方競馬やボンネットバスなど、消えゆく風景や文化に光を当ててきた坂田が、本書では温泉地に残るストリップ劇場に焦点を当てています。昭和40年代には全国に数百軒を数えた劇場も、2010年前後には大きく数を減らし、とりわけ三朝のヌードニューラッキーや伊東のピンク座、上山の葉山劇場といった小規模な小屋は、往時の面影を残したまま静かに姿を消しつつありました。本書はそれらの場を写真と紀行文でたどり、時間が堆積した空間として記録しています。広岡敬一による初期資料や、原芳市による写真とテキスト、帯文も収められ、ストリップという文化の記憶を多層的にすくい上げています。娯楽と土地の関係、そして消えゆく場の気配を静かに伝える一冊です。