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日本の写真家・立木義浩(1937-)による作品集『アジアン・ジゴロ / Asian Gigolo』。広告やファッションの分野で長年第一線を走り続けてきた立木が、2000年代初頭の新宿・歌舞伎町に集うホストたちにカメラを向けた一冊です。当時、「カリスマホスト」という言葉とともに可視化されていったこの職業は、消費社会の中で自己を演出し、キャラクターとして成立させる男性像の象徴でもありました。本書では緋咲ロミオ、長瀬王子郎、日向吾郎ら複数の人物をポートレートとして捉え、装いや身体、佇まいを通してそれぞれのイメージを浮かび上がらせています。ヌード表現も一部に見られますが、主眼はむしろ都市の夜に生きる人物たちの気配と時代性にあり、バブル後の都市における欲望や視線のあり方を静かに映し出しています。2000年代初頭のナイトカルチャーを記録する一冊です。