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アメリカの写真家ナン・ゴールディン(1953–)の作品集『El patio del diablo(The Devil's Playground/悪魔の遊び場)』。2003年にPhaidonから刊行された500ページを超える大著で、初期作品から2000年代初頭までを俯瞰しながら、『The Ballad of Sexual Dependency』以後の活動を集大成した重要作です。友人や恋人、クィア・コミュニティなど、自らが生きる親密な世界を内側から記録し続けてきたゴールディン。本書でも愛情や友情、欲望、依存、喪失、新たな生命の誕生など、生と死が交錯する時間が日記のようなシークエンスで綴られています。一方、《Elements》に代表される空や水、風景など、それまでの人物中心の作品とは異なる静謐なイメージも収録され、回復を経た彼女の眼差しがより精神的な領域へ広がっていく過程も印象的です。Nick Cave、Cookie Muellerらによる文章や詩なども挿入。ゴールディンの私的世界とその変遷を多層的に構成した、2000年代を代表するモノグラフのひとつです。スペイン語版。