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フランスの写真専門誌『ZOOM』の日本特集号『Spécial Japon』。欧米の写真文化を紹介してきた同誌が、日本の写真史から同時代の写真家、広告、漫画、新聞、カメラ産業まで、日本独自の視覚文化を多角的に取り上げた興味深い一冊です。「日本写真の一世紀」と題した写真史の概説に続き、沢渡朔、中川正明、立木義浩、山村雅昭、久留幸子、篠山紀信、藤井秀樹という7名の写真家を個別に紹介。ファッションや広告写真を中心に活躍した作家から、独自の表現を追求した写真家まで、当時の日本写真界の多様な才能が並びます。表紙には中川正明の作品を採用し、誌面では各作家の個性豊かな写真表現を展開。さらに、日本の広告における創造性やユーモア、漫画文化、朝日新聞、ニコンの歴史なども特集しています。日本の写真が国際的な関心を集めていく時代に、フランスの編集者たちが日本の写真と視覚文化をどのように捉え、海外に紹介していたのかを知ることのできる貴重な資料です。